2011年3月13日日曜日

地震被災後、学校事務職員ができること

このたびの、東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

一日も早く、復興できることを願うとともに、自分でできることを考えてみました。
私も大きな地震を体験し、その時の経験を少しまとめたいと思います。

地震による子どもへのケアは、学校では先生を中心に行われます。
もちろん、周りの大人全てが子どもへの手厚いケアを行うことが必要ですが、施設設備のケアも学校機能の回復には重要です。

特に、学校事務職員にはその役割が期待されると思います。

まずは、危険箇所の点検が必要です。

校舎まわりに危険物が無いか。
切れている電線が無いか?
外壁が落ちかけている部分が無いか?
落ちかけているガラスが無いか?

校舎の中で危険な場所は、理科薬品を収納している薬品庫です。
薬品台帳を薬品管理の先生と確認し、有害ガス等が発生していないか確認しながら、慎重に点検する必要があります。

他にも、天井の落下、蛍光灯の落下、校舎のつなぎ目が離れているなどが、地震の影響を受けやすいところです。

発生した被害も、必ず復旧復興します!国や県からも災害復興のための予算が措置されます。
被害状況などが書類で求められることもでてきます。
被害状況は、写真で記録しておくことも重要です。実際に補修工事を発注する際や、災害の報告にも使用できます。
地震発生後は、施設設備の回復に作業が集中するし、時間とともに発生状況がわからなくなってきます。様々な記録は、復興の過程で大切になってきます。

校舎や設備の被害状況を記録する際、校舎の図面のコピーをバインダー等に、はさんで持って行くことをお勧めします。
写真も沢山撮ると、どこの部分か後から分からなくなるので、写真を撮るごとに図面へ、番号(写真をとった順に)と、どの方向から撮ったかを矢印で記載しておくと、整理が格段に楽になります。

時間がかかっても、必ず復興できます!
学校は、子どもにとっての重要な生活基盤です。いち早く回復できる事を願っております。

私の経験をまとめたもので、
たいした情報ではなかったかもしれませんが、少しでも誰かのお役に立てる事ができればと思います。

頑張りましょう!

わたなべ


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