2011年4月7日木曜日

子育てにおけるリスクとコミュニケーション

子育てをしてみると色んなことを学びます。



ネット的に言うと、僕は「危険厨」奥さんは「安全厨」です。わからない人は、ちょっとググってみてください。

危険厨の僕も、我が子が男の子だから、危ない事をやらせないわけじゃない!
むしろ、男の子らしくたくましく育って欲しいと思っている。しかし、子どもというのは観察していてよくわかるんだけど、物理的な法則も因果関係もまーったく分かっていないわけで、ぼっこを握るとブンブン、ブンブン、ブンブン振り回す(笑)
ほんと、ちょっとの加減で目に刺さりそうになる。
雑誌の付録でついてきた厚紙のおもちゃ。まぁ、なんてことない印刷された厚紙なんだけど、ブンブン振り回す!
これまた、目をかすめる。ほんと小さい子どもは、反射機能も未発達で、目の前に物がきてもなかなか目を閉じない。

奥さんの方は安全厨のため、大抵のことは大丈夫だと思っている。
赤ちゃん向けの雑誌の付録が、危ないわけがない。ちゃんと検証しているはずだ!
いちいち、危ない危ないって言ってたら、何もできないし、そういう風に危険を回避しすぎるのは、子どもにとってもよくない!
という思想が根底にある。

ここで、お互いの考え方に大きなズレが生じます。
しかし、このズレは夫婦間では当たり前と言うか、こういう価値観の相違をどうやって調整していくかというのが、結婚生活の大きなテーマであり、本当に勉強になると思います。
ケンカにもなりますが、、、

子どもの安全の話では、お互いの「安全」に対する価値観の相違からくる問題です。
どこまでのリスクを共有するかという問題とも言えます。

危ない、危なくない。の二元論からの脱却がリスクの考えだといえる。

確率論的な話になるとおもうんだけど、極めて低い確率を恐れる事はないけれども、リスクが不確定な事は排除したいと僕は思っています。

例えば、奥さんは飛行機が苦手で、なぜ苦手かと聞くと落ちるかもしれないからと言う。
一方で、子どもが振り回す厚紙が、目に飛び込んで怪我をするという考えにはならない。

ここが、理解できないポイントになるんだなー。

飛行機は、一定の実績があり、車の事故で死亡するよりもずっと低い確率で運行されている。
しかし、うちの子はまったくの不確定要素で、怪我をしないための安全制御もまったく持たないまま、活動している。

お互いの、認識の違いはしょうがないので、次にどうするかというと、どこまでのリスクをお互いが許容できるか話し合うしかない。

もちろん、危険厨からの発言が多くなる。

「あれって危なくねー?」
「どこが?」

コミュニケーションは、根気が必要です。

「いやー。紙といえども、これ硬いし目に入ったら危なくないか?」
「、、、そういうことも、あるかもしれないね。」

あまり納得してもらえなくても、認識してもらうことは大切です。
そういうリスクがあるという考えをもってもらう。
でも、お互い満足するレベルに達するには、パワーポイント使ってお互い、家の中でプレゼンをしなければいけないくらいの気合が必要だと思います。

そうならないのは、夫婦というのはある程度相手の思考パターンを学習していくからなんだろうね。

でも、相手の学習に依存することなく、積極的にコミュニケーションを行うことは、よりよい夫婦生活、子育て、家族関係に重要な事だと思います。
これは、想像を遥かに超えるもので、体験で学んだ事です。

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